── AIで、売上の仕組みを実装する
本資料は、PFSが今後どの「池」(=狙うべき顧客が集まっている場)にアタックすべきかを、営業コンサルタントにご相談するための参考資料です。 燈(あかり)株式会社をはじめとする先行企業の戦略を調査し、PFSが名前を知られるべき界隈と、その入り方を整理しました。 あわせて、いま構想している「即興問題解決AI実装サービス」の事業設計を記載しています。
PFSは今後、どの「池」にアタックすべきか。
ここでいう池とは、狙うべき顧客がまとまって存在している場(団体・コミュニティ・メディア・カンファレンス・協会など)を指します。営業活動を一件ずつの飛び込みで積み上げるのではなく、すでに信用と会員を持っている場に入り、そこから継続的に接点を得るという考え方です。
この問いを立てた背景として、参考になる実例が二つあります。
| 参考例 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 日本経営合理化協会 | PFSが実際に費用を払って参加しました。結果として非常に良く、池として有効だという手応えを得ています。この体験が、「どの池を選ぶか」を体系的に考えるきっかけになりました。 | PFSの実体験 |
| 燈(あかり)株式会社 | 東京大学 松尾・岩澤研究室から「松尾研発スタートアップ」として公式に掲載されています。松尾研は基礎研究、AI教育、起業家育成、共同研究を含むAIのエコシステムを形成しており、燈にとってはこの接続が、技術ブランドと人材採用の両面で機能しています。特定の強い池に接続することで、認知と信用を一気に確保した例です。 | 調査結果 |
第1章から第3章では、この二例を踏まえ、PFSが同じ構造を作るとしたらどの池を選ぶべきかを調査結果から整理しています。第6章と第7章は、その池への具体的な入り方と時間軸です。
記述の性質が二つに分かれるため、あらかじめ区分を明示します。
| 区分 | 該当箇所 | 性質 |
|---|---|---|
| 調査に基づく事実 | 第1章・第2章・第3章・第5章・第6章・第7章 | 公開情報・公表調査をもとに調べた事実と、そこから導かれる整理です。数値には出どころがあります。 |
| PFSの主観・構想 | 第4章「2つのキラーコンテンツと事業設計」 | 即興問題解決AI実装サービスについては、まだ実績のない構想段階の内容です。価格・件数・世界観はいずれもPFSの主観に基づく案であり、事実ではありません。 |
IPA「DX動向2026」など公表調査の数値は、出どころのある実測値です。一方、価格帯や年末の目標件数は、相場や実績の断定ではなくPFSが試行するための設計案・計画値です。表ごとに注記しています。
今回かなり広く調べましたが、結論は明確です。PFSは、燈株式会社のように「AI技術・研究のど真ん中」で一番有名になる必要はありません。
燈株式会社は、東京大学 松尾・岩澤研究室から公式に「松尾研発スタートアップ」として掲載されています。松尾研自体が基礎研究、AI教育、起業家育成、共同研究を含むAIのエコシステムを形成しており、燈にとって松尾研との接続は、技術ブランドと人材採用の両面で非常に自然です。
PFSの場合、この構造をそのまま真似ることはできません。調査結果を踏まえると、PFSが名乗るべきカテゴリーは次のように整理できます。
IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」を見ると、日本企業のAI活用そのものはかなり進んでいます。回答企業の42.3%がAIを「導入している」、15.7%が「試験利用している」と回答しており、合わせて58.0%に達します。
ところが、AIの効果として何を認識しているかは、大きく偏っています。
| 認識している効果 | 回答企業の割合 | 受け止め |
|---|---|---|
| 業務効率・スピード向上 | 91.6% | ほとんどの企業が到達済み。ここで戦っても差がつかない |
| 提案内容・質の向上 | 48.9% | 半数近くが実感している |
| 売上・利益の増加 | 3.9% | ほぼ誰も到達していない |
| 顧客拡大 | 2.7% | ほぼ誰も到達していない |
91.6%の企業が既に到達している場所。ここを名乗っても、選ばれる理由になりません。
3.9%しか到達していない場所。まだ誰のものにもなっていません。
Clay(クレイ/米国の営業データ基盤)が海外で広げている 「GTM Engineering」(GTM=ゴー・トゥ・マーケット、市場に売っていく一連の活動)も、この方向にかなり近いものです。Clayは自社を単なる営業データツールではなく、データ・AI・自動化を組み合わせてRevenue System(売上が生まれる仕組み)を構築する基盤として位置付けており、公式パートナーディレクトリにも GTM Engineering、RevOps、GTM strategy を掲げる実装会社が多数並んでいます。
| 優先度 | 界隈 | PFSにとっての役割 |
|---|---|---|
| 最重要 | 営業変革・Sales Tech・RevOps | 「営業AIならPFS」というブランドを作る場所 |
| 最重要 | 経営者・オーナーコミュニティ | 即興AI実装を口コミで広げる場所 |
| 重要 | Salesforce / HubSpot / Clay 等のGTMエコシステム | 実装力を証明し、案件を取り込む場所 |
| 重要 | BtoBマーケティング界隈 | 営業の上流までブランドを広げる場所 |
| 補強 | GUGA・JDLA・SHIFT AI 等のAI界隈 | AI企業としての信用・採用力を補強する場所 |
| 後順位 | 大学・研究機関 | 研究上の必要性が生まれてからでよい |
燈にとっての松尾研にあたる存在は、PFSの場合、一組織には集約されません。調査した範囲では、次の複数のコミュニティを横断する形になります。「AIと営業の交差点にいる会社」という位置に立つ形になります。
「即興AI実装」を会社のポジショニングにしてはいけません。
会社のポジショニングは「Revenue AI(AIで売上をつくる)」に置き、即興AI実装は、それを体感させる入口商品として扱います。この順序を逆にすると、「何でもやるAI受託会社」に逆戻りしてしまいます。
顧客の問題意識が、明らかに次の段階へ移っているからです。AIを導入済み・試験利用中の企業は、合わせて58.0%。もう「使うかどうか」の段階ではありません。
同じIPAの調査では、AI導入・運用の課題として「AIに関する専門人材不足」50.1%、「AIの効果・リスクに関する理解不足」45.8%、「利用ルール・ガイドラインの整備が難しい」39.7%が上位に挙がっています。
東京青年会議所(東京JC)が2026年に実施している「生成AI実装支援事業」も、単に生成AIを理解するのではなく、企業自身の経営課題を把握し、AIを活用した改善策を検討・実装できる状態を作ることを目的としています。2026年5月例会でも「何ができるか」ではなく「自社のどの課題にどう使うか」がテーマにされました。これは、片川さんがAirbnb事業者へ行ったアプローチと同じ方向です。
| 弱くなる理由 | 根拠 |
|---|---|
| 「PCを持ってくる」こと自体に、長期的な競争優位はない | 東京商工会議所ですら、既に中小企業向けの生成AI実装セミナーを多数開催しており、過去には「PC持込」を条件にした生成AI活用セミナーまで存在します。 |
| AI研修・ワークショップ・業務改善支援には、既に多くのプレイヤーがいる | JSOLは業務改善から新規事業まで扱うAIワークショップを提供し、NCDCも顧客自身が業務改善AIツールを作れる状態を目指す実践型プログラムを展開しています。 |
つまり「PCを持ってきたら何でもAI化します」は、口コミのフックとしては非常に面白いものの、カテゴリーとしては広すぎます。PFSが所有すべき言葉は、次の三つです。
・AIで売上を伸ばす
・営業をAIで再設計する
・営業の仕組みまでAIで実装できる
・AIで何でも解決できます
海外ではこの考え方がかなり明確になっています。SalesforceはAIエージェントをリード対応・フォローアップ・営業支援へ組み込み、HubSpotもAIをマーケティング・営業・カスタマーサクセスの顧客フロント業務へ統合しています。Clayはさらに「GTM Engineering」を前面に出しています。PFSがこの世界観を日本向けに引き受ける場合の呼び名が 「Revenue AI Engineering」 にあたります。
ピースフラットは、AI・データ・自動化を活用して、新規開拓、商談準備、提案、追客、CRM、顧客管理まで、企業の「売上が生まれる仕組み」を設計・実装するRevenue AI Companyです。
「AIの会社だけど営業にやたら強い」は、社内の思想としては100点です。対外的にはもう一段強く、「営業に一番詳しいAI実装会社」という表現まで踏み込む余地があります。
| 事例の種類 | 比率 | 内容 |
|---|---|---|
| 営業・マーケティング・顧客獲得・Revenue領域 | 70% | ブランドの本体。ここを厚くする |
| その他の業務改善 | 30% | Airbnbの予約自動化のような事例 |
事例の並べ方だけで、受け取られ方はここまで変わります。
一番重要なのは、「有名になりたい場所」と「問い合わせが発生する場所」を分けることです。AIコミュニティで1万人に知られることより、営業責任者300人から「AI営業ならPFS」と認知される方が価値があります。
現時点で、最もPFSと相性が良いコミュニティの一つです。ナレッジワークが運営する 「NEW SALES PREMIERE」 は、リーディングカンパニーの経営層・営業責任者・営業企画責任者を対象とした完全招待制のコミュニティイベントで、2025年開催時には金融、小売、人材、製造、通信、ITなどから約250名が参加しました。また2026年には 「NEW SALES AI MOVEMENT」 を開催し、大手企業の営業推進者を中心に約250名が参加しています。
Knowledge Workがプロダクトなら、PFSは複数ツールを横断して顧客ごとのRevenue Systemを作る実装会社。競合する必要はありません。
理想は、次のようなテーマでケース提供者・実装者としてコミュニティへ入り込むことです。
SalesZineはSales Techや営業組織変革を専門的に扱っており、2026年8月現在もAI、営業支援、営業DX、Sales Techのニュース・ケースを継続的に掲載しています。SalesZine Dayなど営業組織向けイベントも展開されています。この種の媒体は、広告出稿よりも編集部が記事にしたくなる実績を持ち込む方が露出につながりやすい構造になっています。
たとえば 「30社の営業業務をその場でAI化して分かった、AI営業が成果につながる会社・つながらない会社の違い」 という一次データは、この種の媒体が求める材料に合致します。
半年後には 「PFS Revenue AI Report 2027」 として50〜100社分を集計し、SalesZine、MarkeZine、JBpressなどへ提供する。広告主ではなく、情報源になることを目指した方が、ブランドは強くなります。
JBpress / Japan Innovation Reviewは、経営者、CRO(最高収益責任者)、営業・マーケティング役員などを対象に 「RevOpsフォーラム」 を開催しており、マーケティング・営業・カスタマーサクセスを共通指標の下でつなぎ、収益を最大化することを経営テーマとして扱っています。過去の協賛企業にはSalesforce、SmartHR、Loglassなどが並んでいます。
最終的には 「RevOps × AI」 の代表的な実装会社のポジションを取る。エンタープライズ案件3,000万円〜1億円の層と、参加者の役職が重なります。
営業だけだと、営業部門の予算に閉じる可能性があります。BtoBマーケティングまで取ることで、マーケ → インサイドセールス → フィールドセールス → カスタマーサクセス の全体をAIで作れる会社になります。その意味で B2Bアジェンダ は重要です。
2026年9月2〜3日の 「B2Bアジェンダ2026」 は「AI時代の差別化戦略」をテーマに、富士通、日本HP、NECネッツエスアイなどのBtoBマーケティング・営業関係者が参加するカンファレンスです。本日が8月30日ですので、開催はもう数日後です。今回の参加可否は別として、この運営・登壇者・参加企業群は、PFSが今後1年で関係を作るべきリストになります。
この領域は、実装力の証明に直結します。営業AIを取りにいく場合、「ChatGPTに詳しい会社」だけでは足りません。顧客データ・CRM・営業プロセスへAIを実装できる会社でなければいけないからです。
Salesforceには営業職・Salesforce管理者・マーケターなどが参加できる Salesblazer というコミュニティがあります。HubSpotにも Japan HUG を含むユーザーコミュニティが形成され、HubSpot自身もサービス会社・コンサルティング会社向けの Solutions Partner Program を運営しています。
さらに注目したのが Clay です。Clayは2025年に Solutions Partner Program と Integrations Partner Program を開始しており、現在のパートナーディレクトリには GTM Engineering、Revenue Operations、GTM Strategy などを専門にする「Studio」パートナーが並んでいます。公式パートナーには「B2B企業のRevenue Engineをデータ・AI・自動化で構築する」と明示する会社も存在します。
この組み合わせを扱える人材、つまり「営業データからAIエージェント、CRMまで全部つなげられるRevenue AI Engineer」をPFS社内で育てる。中期的には、ClayのSolutions Partner等への参加も検討価値があります。これがPFSの技術的な“所属界隈”になり得ます。
PFSがこれまでに実際に費用を払って参加し、手応えを得ているのが日本経営合理化協会です。同協会は、中堅・中小企業の経営者を対象としたセミナーや勉強会を全国規模で運営しています。この一件が、他の池を評価するときの基準になります。以下は、同じ構造を持つ他のコミュニティです。
| コミュニティ | 規模・特徴 | PFSの狙い |
|---|---|---|
| 日本経営合理化協会 ※PFS参加実績あり |
中堅・中小企業の経営者を対象に、経営者向けセミナーや勉強会を全国規模で運営。PFSが実際に費用を払って参加し、良い手応えを得ている唯一の池です。 | 経営者との直接接点。他の池を評価するときの基準にする |
| EO Tokyo Central (起業家組織EOの東京支部) |
創業経営者500人規模。公式サイトでは会員企業の平均年商を32億円としている。少人数Forum、Learning、Mentorshipを通じて深く交流 | 経営者間の口コミ。ただし会内での営業は禁止 |
| ICC Summit | 「ともに学び、ともに産業を創る」を掲げ、第一線の経営者・投資家・事業責任者を中心に約1,200人、登壇者500人以上が集まるコミュニティ型カンファレンス | 実演型スポンサー企画 |
| B Dash Camp | スタートアップ経営者、上場企業役員、VC/CVCなどが集まる招待制カンファレンス。2026 Fall in Fukuoka は11月11〜13日開催。条件を満たすスタートアップ経営者等には自薦枠もある | 一度体験してもらい、口コミの起点を作る |
「EOに入って売ろう」は絶対にダメです。EO Tokyo Centralは明確に「営業禁止」としています。
逆に、EOでは徹底的に価値提供する。許される形式・ルールの範囲で「僕の会社でこんなことをやっていて、実体験としてこんな改善ができた」を共有する。そして友人関係になった経営者が「片川さんのオフィスに行ったら、本当に3時間でこれを作ってくれた」と他の経営者に話す。経営者から経営者へ伝わる形が、この種のコミュニティでは最も機能します。
普通の展示ブースではなく、「PFS Revenue AI Lab ── あなたの会社の営業課題を持ってきてください。30分で動くものを作ります。」という実演型スポンサー企画を目指す。展示ブースと比べ、記憶に残りやすい形式です。
この二団体は、中小企業経営者との接点として規模が大きく、かつAI実装を既にテーマにしています。東京JCは既に「生成AI実装支援事業」を2026年度に実施し、中小企業が経営課題を把握して実装まで進むためのプログラムを提供しています。東京商工会議所もAI活用ガイド、生成AIセミナー、営業DX講座などを継続的に展開しています。
PFSのオフィスで、経営者10社に実際にAI実装してもらう共同イベント。PFS単独で広告を回すより、「東京JC ○○委員会 × PFS」「東京商工会議所 ○○支部 × PFS」という形は、単独開催より信用形成が速い形式です。
GUGA(一般社団法人生成AI活用普及協会)は生成AIの社会実装を掲げ、企業・団体会員、生成AIパスポート、有識者マッチングなどを展開しています。JDLA(日本ディープラーニング協会)はG検定などを通して大規模なAI人材ネットワークを形成しており、2026年第4回G検定までの累計受験者は約22万人。SHIFT AI も2026年5月時点で4万人超の登録者を持つAI活用コミュニティを運営しています。
「またAI活用を教える会社」になってはいけません。参加するとしたら、テーマは全部「AI × 新規開拓」「AI × 営業」「AI × RevOps」「AI × 売上」に絞ります。つまりAI界隈から見ても 「営業の人ならPFS」 と言われる状態を作る。この使い方なら意味があります。
| ランク | 組織・コミュニティ | 目的 | PFSの入り方 |
|---|---|---|---|
| S | NEW SALES / Knowledge Work | 大手営業責任者の認知 | Revenue AI事例・共同イベント |
| S | SalesZine / MarkeZine | 営業界隈のメディア認知 | 一次データ・事例提供 |
| S | Salesforce Salesblazer | 営業DX実装者の認知 | 実装事例・勉強会 |
| S | Japan HUG / HubSpot | BtoB Revenue実装 | CRM × AI事例 |
| S | 日本経営合理化協会 PFS参加実績あり | 経営者との直接接点 | 継続参加+登壇機会の獲得 |
| S | EO Tokyo Central | 経営者の口コミ | 売らずに体験・価値提供(営業禁止) |
| A | ICC Summit | 経営者・新規事業層 | Live AI Lab(実演企画) |
| A | B Dash Camp | スタートアップ経営者 | 体験・口コミ |
| A | B2Bアジェンダ | BtoBマーケ責任者 | Revenue AI事例 |
| A | RevOpsフォーラム / JBpress | 大企業CRO・役員 | RevOps × AI |
| A | Clay エコシステム | GTM技術面のブランド | Solutions Partner / GTM Engineering |
| A | 東京JC(東京青年会議所) | 中小企業経営者 | AI実装イベント共同開催 |
| A | 東京商工会議所 | 中小企業の経営層 | 支部別の実装会 |
| B | GUGA | AI社会実装の信用 | 営業AIの専門家として参加 |
| B | SHIFT AI | AI人材・認知 | Revenue AI講座 |
| B | JDLA(日本ディープラーニング協会) | AIの信用・採用 | 技術人材の育成 |
| 界隈 | 工数配分 |
|---|---|
| 営業 / Revenue界隈 | 55% |
| 経営者界隈 | 30% |
| AI界隈 | 15% |
本章は調査結果ではなく、PFSの主観・構想です。即興問題解決AI実装サービスはまだ実績がなく、記載している価格・件数・進め方・世界観は、いずれもこれから検証する案です。他の章とは性質が異なる点をご承知おきください。
PFSのキラーコンテンツは、合宿と即興問題解決AI実装サービスの2本立てで考えます。合宿はすでに売れている柱、即興問題解決AI実装サービスはこれから立ち上げる柱です。どちらもブランドの中心に置き、両輪で回していきます。
| 合宿 | 即興問題解決AI実装サービス | |
|---|---|---|
| いまの状態 | すでに販売実績あり。価値は証明済み | これから立ち上げ。2026年9月から30社で検証 |
| 提供の形 | 複数日・複数名で、腰を据えて取り組む | 1日(3時間)・その場で作って持ち帰る |
| 主な相手 | すでに関係のある企業・組織単位で動かしたい相手 | 初対面の経営者・営業責任者を含む新規接点 |
| 強み | 深く入れる。単価が取れる。組織を巻き込める | 速い。驚きが強い。口コミと事例が量産できる |
| ブランド上の役割 | 「本気で変えるならPFS」を証明する場 | 「とりあえずPFSに持っていこう」を作る入口 |
合宿だけだと、接点が「すでに関係のある相手」に閉じます。即興AI実装だけだと、単発の驚きで終わります。即興AI実装で新しい経営者と出会い、合宿で深く入る。合宿で得た知見を、即興AI実装の型に落とす。この相互送客ができると、2つが互いの燃料になります。
これは、かなり可能性があると考えています。むしろ調べたあとの方が、最初に伺ったときより評価が上がりました。似た思想が、海外の先進的なGTM企業でも成立しているからです。
担当者は横から支援する形式。ClayはこれをAnthropic、OpenAI、IntercomなどのGTMリーダーと一緒に、その場で実際に使えるGTMワークフローを作るセッションへ発展させています。
片川さんがAirbnb事業者に行ったことと、構造がかなり似ています。ただしPFSの方がさらに 診断 → 思考 → 実装 → 完成デモ → プロンプト → 自走方法 まで渡します。だからこのサービスは 「AIコンサル」ではなく「Live Implementation(その場で作る実装)」 として売るのがよいと考えます。
デジタル庁のAIアイデアソン・ハッカソンでも、5時間の中で38個のプロトタイプが完成し、参加者が実際の業務改善アプリをその日のうちに体験することが、大きな成果として報告されています。
これは正しいと考えます。「何でもできます」は、広告では「何をしてくれるか分からない」とほぼ同義だからです。ですので「PC1台持ってきてください」はブランド体験上の儀式として残し、広告では具体的に売ります。
| 用途 | コピー |
|---|---|
| 一般向け | 3時間で、あなたの仕事を1つAI化して持ち帰る。 |
| 営業向け | 営業の面倒な仕事を持ってきてください。その日のうちに、AIで動く仕組みにします。 |
ここは重要です。この二段構成にすると、「何でも解決できる能力」と「営業に強いブランド」が喧嘩しません。
※ 商品名は仮称です。対外的な呼称は別途ご相談させてください。
| 時間 | 内容 | 顧客体験 |
|---|---|---|
| 事前15分 | 課題・データ確認 | 「何を持っていけばいいか」が分かる |
| 0〜20分 | 現在の業務をその場で観察 | PFSが業務構造を理解する |
| 20〜40分 | Before → After を設計 | 「これAI化できるの?」という驚き |
| 40〜120分 | その場で実装 | 目の前で仕事が変わる |
| 120〜150分 | 本人のデータでテスト | アハ体験 |
| 150〜180分 | 本人に操作してもらう | 自分で動かせる |
| 終了時 | 一式を納品 | 完成デモ+プロンプト+思考過程+手順 |
事業を大きくするほど重要になります。IPAの調査でもAI導入企業はルールやリスク理解、人材不足を課題として挙げており、大企業になるほど、実データを外部サービスへ入れる際にはセキュリティ・ガバナンス・権限管理が必要です。
この階段にしておけば、大型のDX案件にもつながります。
| 商品 | 推奨テスト価格 | 目的 |
|---|---|---|
| 経営者限定 AI実装DAY | 10〜30万円 | 新規接点・紹介・事例 |
| Revenue AI Sprint | 30〜80万円 | 営業組織の課題発見・実装 |
| 本番実装 | 150〜500万円〜 | 利益 |
| 部門DX | 500〜3,000万円〜 | 大型案件 |
| エンタープライズDX | 3,000万円〜1億円+ | 本業成長 |
| Revenue AI伴走 | 月30〜100万円+ | ストック化 |
※ 市場価格の断定ではなく、PFS向けのテスト設計案です。
AI実装DAYだけで儲けようとしないこと。この商品は「PFSの営業活動そのものを有料化する」くらいに考えるのがよいと思います。仮に月20社が来て、そのうち20〜30%が本番実装へ行けば、単発体験の売上以上に、後段のパイプラインの方が重要になります。
ですのでKPIは「AI実装DAYの売上」ではなく、次の連鎖で見ます。
この事業設計の一番おもしろいところは、ここだと考えています。
賃料を払っても、それ自体は何も生みません。人が座っているための場所です。
毎週水曜日を「PFS AI実装DAY」にした瞬間、同じ賃料が、事例と紹介と商談を生み続ける装置に変わります。
| 単位 | 件数 | 意味 |
|---|---|---|
| 週あたりの受け入れ | 4社 | 1日4枠 |
| 年間40週なら | 160社 | 年間で会える経営者・営業責任者の数 |
| そのうち半分が公開可能なら | 年80本 | 公開できる実装事例。これがそのまま集客資産になる |
| 本番化率を3割とすると | 年48社 | 本番実装・DX案件への接続(160社ベースの試算) |
※ 件数はいずれも計画値です。実施可能な枠数と本番化率は、最初の30社で検証します。
① 商談の場になる ── 来ていただいた時点で、ほぼ商談です。営業に出向く必要がありません。
② 事例の生産ラインになる ── 1社来るごとに、公開できる事例が1本増えます。
③ 紹介の起点になる ── 参加者に「次にAI化したら面白そうな経営者を1人連れてきてください」とお願いする。経営者から経営者へ、勝手に回り始めます。
つまり、オフィスは固定費ではなく、PFSにとって最強のショールーム兼営業装置になります。広告費を投じて人を集めるのではなく、賃料という既に払っているコストの意味を変える。これは、広告より「即興AI実装」という商品の性格に合っています。広告はその後です。
このサービスは、見た目の世界観までセットで作りたいと考えています。社員全員が作業服を着て、オフィスで問題解決にあたる。ここまでやると、言葉で説明しなくても、何をする会社なのかが一目で伝わります。
「何ができるか」を説明する人。動くものは、後日どこかで作られる。
持ち込まれた困りごとに、作業服の社員が総出でかかる。動く状態にしてお返しする。
車を修理工場に持ち込むのと同じ感覚で、経営者が自分の困りごとをPCごと持ち込む。作業服の職人が受け取って、その場で直して、動く状態で引き渡す。この分かりやすさが、そのまま口コミの言葉になります。
「先生に教わりに行く」場所ではなく、「持ち込んで直してもらう」場所。この方が、経営者は気を遣わずに本音の困りごとを出せます。
| 狙い | 内容 |
|---|---|
| 手を動かす会社だと、 一目で伝わる | AIを「語る人」と「作る人」の区別は、説明では伝わりにくい。作業服は、その区別を一秒で伝えます。 |
| 写真・動画で強い | 事例動画、SNS、取材、イベント登壇。どの場面でも、作業服の集団は圧倒的に記憶に残ります。統一感そのものがブランドになります。 |
| お客様の心理的な ハードルが下がる | スーツの相手には「まだ整理できていない話」は出しにくい。作業服の相手には、雑然としたままの困りごとを出せます。これは即興実装の成否に直結します。 |
| 社員の姿勢が変わる | 「今日は作る日だ」という切り替えが起きます。カリスマ社長の個人技ではなく、チームで作る形に寄せていくうえでも効きます。 |
来訪された経営者にも、同じ作業服を1着お渡しして着ていただく。「見せてもらった」ではなく「一緒に作った」体験になります。当日の写真がそのまま事例の素材になり、着て帰っていただければ、それ自体が歩く看板にもなります。
つまり 「AI実装DAY」は、サービス名であると同時に、オフィスの使い方であり、社員の服装であり、写真に写る絵そのものです。ここまで揃えて初めて、第5章のブランドエンジンが回り始めます。
調査した先行企業に共通していたのは、広告出稿より先に「実装事例を大量に持っている状態」を作っている点でした。ここでは、その仕組みを整理します。
経営者、営業責任者、店舗、士業、民泊、人材、不動産、メーカー、IT、飲食など。ただし公開事例の比率は営業・Revenue系70 / その他業務30 に寄せます。供給源は、第4章のオフィスでの実装DAYです。
| 項目 | 見出し | 書く内容 |
|---|---|---|
| 1 | Before | 何に困っていたか |
| 2 | Thinking | PFSがどこに問題を見つけたか |
| 3 | Build | 何をAI化したか |
| 4 | After | 何分→何分になったか/何件増えたか |
| 5 | Prompt / Architecture | どう作ったか(プロンプトと構成) |
| 6 | 本人の反応 | その場でのコメント |
| 7 | 動画 | 実際に動いている様子 |
ホームページが営業資料ではなく、「日本企業のリアルなAI実装図鑑」になっていきます。Airbnb事業者の事例で既に「完成形デモ+どう考え、どうプロンプトを入れたかのガイド」という原型ができています。これを全案件で標準化します。
解説系は既に供給過多です。他社に任せる領域になります。
AIの解説者ではなく、AIの実装者として発信する。
広告を行う場合は、用途別のLP(専用ページ)を作ります。
| 用途 | コピー |
|---|---|
| 営業版 | 営業の面倒な業務を1つ持ってきてください。3時間後、AIで動く状態にして持ち帰れます。 |
| 採用版 | スカウト・候補者検索・面談メモ。採用業務を1つ、その日のうちにAI化。 |
| 経営者版 | 毎週繰り返している面倒な仕事、PCごと持ってきてください。 |
調査した範囲で共通していたのは、単に催しに参加するのではなく、そのコミュニティの中で自社にしかできない役割を持ち込んでいる点でした。池ごとの入り方を整理します。
NEW SALES、SalesZine、Salesblazer、Japan HUG、B2B Agendaなどに「講演させてください」と持ち込む形は、供給が多く通りにくい形式です。代わりに「御社の参加者1社のリアルな営業課題を、その場でAI化する企画をやりませんか」という持ち込み方があります。
セミナー前に参加者からAI化したい営業業務を募集し、当日その場で設計・実装、終了後にBefore/Afterを公開する。この形式は「AIについて語る人」ではなく「AIを動かす人」としての差別化になります。
EOなどの経営者ネットワークでは、最初から販売しない形式が前提になります。「月8社限定、紹介者がいる経営者のみ」のような設計です。申し込みフォームより紹介制の方が、この層の性質に合います。
EO Tokyo Centralは会内での営業を明確に禁止しているため、コミュニティ内で売り込むのではなく、既存関係の中で知見提供・学習・体験を積み重ねる設計が必要です。
東京JCは既に中小企業向けの生成AI実装支援を行っているため、「講師をやります」は既存機能と重複します。「参加企業10社をPFSオフィスに連れてきてください。10社全部、実際に動くものまで作ります」という形は、既存プログラムを補完する提案になります。
ここで10社の事例が生まれ、その事例を次の支部へ持っていく。1支部 → 5支部 → 他県のJC・商工会議所へ横展開できる構造です。
GUGAやSHIFT AIで「生成AI入門」を扱うと、既存の登壇者と差がつきません。「営業AI実装100社から分かったこと」のように、テーマを営業に限定する形が有効です。GUGAは会員による情報発信、委員会活動、有識者マッチングの仕組みを持っているため、事例数が蓄積した段階で専門性を持ち込む余地があります。
Clay、HubSpot、Salesforceでは、資格取得より「日本企業でこういうRevenue AI Workflowを作った」という事例の方が、公式露出につながりやすい構造です。実績を積んだ後に、公式事例やパートナー掲載を取る。大学との提携とは別種の権威付けになります。
基礎研究、AI教育、起業家育成、共同研究を含むエコシステムへの接続。一つの強い池に接続する型。
単一の池がないため、複数の池の交差点を取る型になります。
本日は2026年8月30日です。ここから年末までの約120日を、「Revenue AIというカテゴリーを立ち上げる期間」と位置づけた場合の進め方です。
「いま、PC1台で来てもらって、目の前の業務をその場でAI化して持って帰ってもらう企画をやっています。実験的に30社やりたいので、面白そうなら一回来ませんか?」
| 項目 | 年末目標 |
|---|---|
| AI実装の実施 | 60社以上 |
| うちRevenue/営業系 | 40社以上 |
| 公開可能事例 | 30本以上 |
| 動画事例 | 15本以上 |
| 経営者紹介による来訪 | 20社以上 |
| コミュニティ共同イベント | 3回以上 |
| 本番実装への転換率 | 30%以上を目標に検証 |
| 指名の問い合わせ | 月20件ラインを目標 |
| Revenue AI大型商談 | 月5件以上 |
問い合わせ総数ではなく、「PFSを指名して来た問い合わせ数」です。毎月、次のチャネル別に分けて記録します。
Google/AI検索 / SNS / 経営者紹介 / SalesZine等メディア / Salesforce・HubSpot等コミュニティ / イベント / AI実装DAY参加者の紹介
「AI営業といえばPFS、と聞いて問い合わせました」が月20件、30件と来る状態になると、2028年4月に20人、2029年4月に40人という組織計画の前提が変わります。採用人数を増やすだけではなく、一人あたりが扱える商談数と粗利を引き上げる需要エンジンが先に必要だからです。
宮地さんのご指摘のとおり、これだけを広告で売るのは難しい。一方で、体験としての強さは他に代えがたい。したがって扱いは次のとおりです。
以上を踏まえ、下記についてご意見をいただきたいと考えています。
| No | 論点 | 具体的に伺いたいこと |
|---|---|---|
| 1 | 池の選定は妥当か | 第3章で挙げた15の池のうち、実際に成果につながる可能性が高いのはどれか。順番が違う、あるいは抜けている池があればご指摘ください。 |
| 2 | 合理化協会に近い池は他にあるか | PFSが唯一、費用を払って参加し手応えを得たのが日本経営合理化協会です。同じ性質(経営者が主体的にお金を払って集まっている場)の池を、他にご存じないか。 |
| 3 | 入り方の現実性 | 協賛、登壇、共同開催、会員登録のうち、実際に通りやすいのはどれか。いきなり共同企画を持ち込むのは無理があるか。 |
| 4 | 費用感の相場 | 各池に対して、年間いくらまでなら投資する価値があるか。協賛費用の相場観をご教示ください。 |
| 5 | 同時に進められる本数 | 代表と少人数の体制で、並行して関係構築できる池はいくつが現実的か。 |
| 6 | 即興AI実装サービスの売り方 ※第4章/主観部分 |
価格帯(10〜30万円/30〜80万円)と、「全員作業服でその場で直す」という見せ方について、営業の現場感覚としてどう映るか。 |
| 7 | 問い合わせが増えた後の受け皿 | 指名の問い合わせが月20件に達した場合、どの順番で営業体制を組むべきか。 |